2014年02月28日

道幅とわたし

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最初に、私は、
自分は鉄オタじゃないので
車両や編成のディテールは気にならない
というようなことをかいたわけですが、


私は建築関係の仕事をしていたので、
そういう目でジオラマをみています。

建築に関するディテールは気になってしまいます。


たとえば、
私は うっかり 「サハ」しかない組み合わせでスーパーあずさを編成しても
別に気にならないですし、

169系と115系を見分けることはできないでしょう。


しかし、
ジオラマに置いてある家の向きとか、
屋根の形状とか、
建物の配置とかが、
建築基準法に合ってないとすごく気になります!
(主に2階建ての斜線制限なんですけども)


結論を言えば

まあいいじゃん模型なんだし

ってことでFAなんですけどもね。



多くの鉄道模型ファンの方にとっては、
鉄道→ストラクチャー(建物)
って感じだと思うので、
別に建物の細部に法的な整合性なんて求めないし、
それより車両のディテールが実車と違うとか、
そういう部分に関心があるのでしょうし、
それはそれで当然です。


建物は雰囲気でればいーんだよ!

って感じでしょう。

わたしの場合は それがたまたま逆で、

車両は雰囲気でればOK
でも
建物とかの細部に目が行ってしまうんですよねー

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まあ、ごたくはそのぐらいにしておいて、


ひょっとしたら1億人に1人ぐらい、
鉄道模型のレイアウトで、
建物の配置なんかにも建築基準法的なリアルさを求めたい!

という方がいるかもしれないので、
このブログではそういうことも
サラーっと触れていきたいと思います。


サラーっと、というのは、
建築基準法というのはものすごく細かいし、
細部は各自治体がそれぞれ独自で決めるようになっていて、
全国共通じゃないです。
東京で言えば23区で区ごとに違うこともあります。

なのであまり微細な話をしてもしかたがないので、
大雑把な話だけに留めます。


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今回は、
わたしが大失敗した道路の話なんですが、

道路というのは建築の基本中の基本になります。

その土地にどんな建物をどのように建てられるか、
それは道路によって決まる部分が非常に大きいです。

なので、建築の仕事をする人は、
まずは目的の土地に関する道路について、
テッテ的に調べます。



ということで、私は、

「ジオラマで道路を精密に作りこめば、
 つまり、マンホールとか側溝とか
 歩道とか路側帯とかを緻密につくれば
 リアルでかっこいいジオラマになるんじゃね」

みたいに甘く考えていました。


その結果がこれなんですけどねw
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「道路」というのは一般的に使われることばなので、
話がゴチャゴチャになってしまいがちなんですが、
建築をする上で考えると、
「道路」にはいくつかの定義があります。

・建築基準法でいうところの「道路」
・都市計画法でいうところの「道路」
・そのほか道路行政に影響のある道路的なもの
・主に民民(個人間)で影響がある道路的なもの

細かい話はそのうちするかもしれませんが、

ジオラマをつくる上で重要になってくるのは、
「道路の幅をどれぐらいにするか」でしょう。

じゃあ、「道路の幅」というのは
どこからどこまでのことを言うでしょう。



模型的にみると、「道路」ってこんな感じでしょうかね。
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実際は「道路」の幅の中には、こんなものが含まれるのが一般的です。
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「一般的に」と書いてますけども、
これはまあ一つの典型でして、
こうじゃない場合も結構あります。

まあ、上の例は、6割ぐらいこんな感じ、
程度のイメージにすぎません。

田んぼや用水路が多い地域に行けば全然違うし、
東京の世田谷とかの住宅密集地だとまた全然違うし、
私道が多い地域でも全然違うし、
まあとにかく全然こうじゃない場所も、相当あるでしょう。


だからこそ
建築で仕事をする人は、必ず毎回、
目的の土地の周りの道路をきちんと調べるわけです。

 話が逸れますが、
 私が経験したことがあるケースで、
 こういう土地で
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 役所で調べたら
 「この土地は道路に面していないので
  家を建てることはできません」
 と言われたことがあります。
 3方の道路とも、ぜんぶ舗装されて、車が通り、
 どの道路からも敷地に車で入れて、
 道路のしたには水道管やガス管が通っているんですよ!

 まあ要するに、
 実際にはケーズバイケースだということが言いたいのですが、
 
 それでもまあ一般的な普通のケースを想定すると
 こんな感じだということです。
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細かい話はまたいずれしますが、

基本的に、日本のどこへ行っても、
道幅が4.0メートルより狭い場合、
建物を建てることができません。

この「道幅」には上の図のように、
歩道や側溝を含んだりするので、
「車が通るスペース」が4.0メートルという意味ではありません。


これは「建築基準法」に定められていて、
道路と建物に関するいちばん基本的な規制です。

したがって、
4.0メートル 
=Nゲージの1/150でいうと2.67センチ
より狭い道路に面して建物を設置すると、
それは間違いということになります。

ただし
これには死ぬほどいろいろ例外がありまして、
そのうち一番代表的なものをあげると、

建築基準法が制定される前から建物が立っていた場合はOK

です。

建築基準法は昭和25年にできました。
なので、それより古い建物を表現する場合には、
これは気にしなくてもOKです。

逆に、最近の建物を表現する場合には
絶対に気にしなくてはいけません。

それより古い時代は、「尺貫法」が普及していました。
今の方には馴染みがないと思いますが、
(私も仕事をするようになって覚えました)

要するに、
3尺=90センチ=家の廊下の幅(半間…はんげん)
6尺=180センチ=押入れの幅(1間…いっけん)

と思えばだいたいあっています。

昔の人の基準では、
3尺=90センチあれば人が無理なく通れる
6尺=180センチあれば、騎馬武者が無理なく通れる
9尺=270センチあれば、騎馬武者が並んで通れる
という感じでした。

したがって
山野のけもの道で3尺=0.9メートル 1/150では6ミリ
古い「路地」は、6尺=1.8メートル 1/150では12ミリ
家が並ぶような道は9尺=2.7メートル 1/150では18ミリ
商家が並ぶような街道は12尺=3.6メートル 1/150では24ミリ

ってな感じでしょう。


実際の町並みは、
家が建て替わるたびにその家の前の道路が拡幅され、
年月を経て狭い道が広くなっていっています。

新興住宅街では
最初から6メートルぐらいの道路が整備されていますが、
23区とかの古い住宅地では
今も4メートルに満たない道がいっぱいあります。

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というわけで私がレイアウト計画を建てるときのメモ
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「4.0メートル」の道路 2.67センチ
だとこんな感じ
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いちおう大型車は通れるし、
理論上はコンパクトカーのすれ違いだって可能!

ただし、4.0メートルと4.0メートルの道路の交差点は
大型車は曲がれません
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コンパクトカーなら曲がれますが、
普通車は厳しいです。
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実際には、交差点にはたいてい標識とかがあって、
有効寸法がもっと狭くなるので、
まあ曲がれません。

なので、4.0メートル道路の交差点は
斜めに隅切りしてあることが多いです。


6.0メートル道路になるとこんな感じ
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理論上、大型車の行き違いも可能です

まあ実際はムリですけどねw


8.0メートルになるとこんな感じ
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大型車が行き違った上に、
歩道を設けることもできちゃう

しかし8.0メートルを表現するためには5.3センチの幅が必要で、
鉄道模型のレイアウトを作る人にとっては、
その幅はちょっとスペース取り過ぎ
と感じることが多いんじゃないでしょうかねえ…。

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4メートルの道というのは、
実際相当狭いです。

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運転者が安心してすれ違える道幅は、
10メートルを超えるぐらいからです。
すれ違う時も対向車が完全に視界に収まります。

4メートルだと、
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自分の車の足元が確認できないので、
視線より低い高さで何かが起きても確認できません。
不安です。

同じ4メートルでも
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橋の欄干やガードレールがあると
印象は結構違います。

四国とかによくあるこういう橋
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これなんか、
実際の寸法では理論上、軽自動車がすれ違えるぐらいの道幅があるんですが、

実際に走るとすげーこえーです。

こうなると
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怖くて渡れないレベルです。


なので、道路は4メートル(1/150では2.67センチ)以上
というのは、一つの最低基準ということになり、
これ未満だと「ウソ」ということになります。


ただし、
レイアウト的に道路幅を2.67センチで
作ったら見映えがいいかとか、
それはまた別問題ですよ!


たとえばですね、
京浜東北線の東神奈川のあたり
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(横浜市は道路関係の図面がネットで見れるようになってます)

国道1号線の道幅は約24メートルです。
片側2車線、歩道も含めた道幅です。

現地はこんな感じ。
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上の図面ではちょっと切れちゃいましたが、
ここに県道(片側1車線)がぶつかる交差点があります。

この交差点を
「正確に、忠実に」再現しようとすると、
こんな羽目に・・・
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600×900のレイアウトの大半が交差点で埋まってしまいます。

これだと鉄道模型と言うより「道路模型」になってしまうので、
まあ、
道路の再現を実物に忠実にやるのはホドホドに、
適度にデフォルメするのが肝要だね、
ということになりました!


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今は毎日の作業は
<手習い02 美梨村>やってます。

昨日はこういうのを作りました。
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茶室です。

名物は掛け軸だけですけどね。
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茶人のミニチュア人形がほしい・・・
0228903.jpg

肘掛窓から眺めるとこんな感じ
0228904.jpg

ピンぼけしちゃいましたが
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天井もあります
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ちょっと楽しい。



用瀬のまとめが終わったら
美梨村を書こうと思ってます。


↓ここを押すと捗るらしい。

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タグ:道路 和室
posted by 七月年幡 at 16:30| Comment(4) | 建築について